英語の認識速度とアウトプット力を鍛える『ブランクリーディング』とは
外国語を習得するためには、
が必要です。
※ 意識的な学習と無意識的な学習については、下記の投稿を参照してください。
今回は、当スクールで行っている、オリジナルの意識的トレーニング『ブランクリーディング』の効果とそのやり方を解説いたします。
【ブランクリーディングの方法】
手元に用意していただきたいのは、長文型の単語帳、または文脈型の単語帳です。ストーリーのある長文型が望ましいですが、文脈型でも行うことができます。
>>>長文型の単語帳
>>>文脈型の単語帳
①単語帳の例文に付属の赤シートを被せて、見出語が見えないようにします。この見出語を空欄の状態、つまり「ブランク」にして音読(リーディング)を行うことから「ブランクリーディング」と名づけました。
②あとは見出語を見えないようにして、音読し、1行ずつ答えを確認しながら続けるだけです。
【注意】
ただ注意が必要です。ブランクリーディングは正しい手順で行わなければただの暗記になってしまい、その効果を十分に得ることができません。
必ず次の手順を守って行うようにします。
【手順】
①例文を(見出語を含めて)読んでも全ての単語、文の意味がわかるようにする
★見出語の前後の文が理解できないと、速読のトレーニングになりません
②シャドーイングなどで文や見出語の発音を確認し、正しく発音できるようにする
★正しい発音で行えなければ、リスニングトレーニングになりません
③見出語は、読めば日本語訳がわかり、さらに日本語訳のみを見て元の英語を答えられるようにする
ここまでできたらブランクリーディングのスタートです!!
【ブランクリーディングの効果】
①空欄を埋めるためには、空欄に入る単語の「意味」「品詞」「時制」などを文脈から判断しなければいけないので、読解力が必要となります。それを音読で行うので『速読力』が身につきます。
②正しい発音で音読するため、音声認知力が鍛えられ、リスニングトレーニングになります。
③見出語を瞬時に答えなければいけないので、スピーキングでも使える語彙力が身につきます。
④内容を考えながら音読するので、スピーキングの練習にもなります。
いかがだったでしょうか?
ブランクリーディングはライティングを除く3技能を同時に向上させることができるトレーニングです。
当スクールでは長文型の単語帳を用いているお客様に行っていただいており、結果にも結びついております。
ぜひチャレンジしてみてください。
インスタグラムでは、『ブランクリーディング』を実際に行なっている動画も投稿しています。興味がある方はぜひ見てみてください。役に立ったらフォローもよろしくお願いします。