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中学生から英語を始めた人が英語を習得するには?

 中学生になってから本格的に英語を始めた方は多いでしょう。今回は、そんな方が英語を習得しようと思った時に陥る「根本的に間違っていること」をテーマにしました。

英語を英語で理解することは不可能

筆者が学生の頃でもよく先生に

「英語は英語で理解しましょう」

と言われていました。

しかし、中学生ともなると母語(日本語)が確立し、自然に言語を習得できる年齢は過ぎています。

脳というのは使わない部分はどんどん衰退してしまいます。言語を覚える言語視野も例外ではなく、新しい言語を習得しようと頑張っていた幼少期から使っていなければ、著しくその機能は低下します。

そのため、中学生からシャワーのように新しい言語を聞いたところで、それを習得することは理論上不可能です。

 本来、乳児や幼児は、無意識的に言語を習得します。しかし、ある程度の年齢になると、この無意識に言語を覚える能力が著しく低下します。

そうなった場合、「英語を聞いているだけで覚えてしまう」ということはほぼありません。

中学生ほど母語が確立した場合、英語を読んだり聞いたりしても、解釈する際に日本語を挟みます。英語で情報を読んだり聞いたりしても、頭の中で一度日本語に直して解釈をします。英検1級の上級者にもなれば、その割合は減りますが、ゼロにはなりません。

 そのため、

「海外へ行ってしまうのが一番の近道」

は、幼少期の人間には当てはまりますが、中学生ほどの年齢の子供には無理があります。

習得するには特別なトレーニングが必要

 言語を習得するトレーニングは大きく分けて2つあります。

それは…

意識的なトレーニング

無意識的なトレーニング

です。

前者は特に初心者が最も必要なトレーニングであり、後者は上級者が行うトレーニングです。ただ、上級者だからといって、「無意識的トレーニング」しか必要ないわけではありません。割合が変わるだけです。例えば、英検3級レベルの学習者であれば、「無意識的トレーニング」は1%も必要ではありませんが、英検1級レベルとなると20%ほどの「無意識的トレーニング」を必要となります。

 割合からわかるように、言語を習得する上でより大切なトレーニングは「意識的トレーニング」となります。

意識的トレーニングをわかりやすく言うと、

✅英語から日本語、日本語から英語に瞬時に直すトレーニング

です。

英語で聞いたり読んだりしたことは一度日本語に直され解釈されます。

そして書いたり話したりする場合は、言いたいことを日本語で考え、それを英語に直してからアウトプットをします。「意識的トレーニング」とはこのプロセスを速く正確にするトレーニイングです。

このトレーニングを『自動化』ともいいます。

日本人が英語を話すプロセス

自動化のトレーニングは数多くありますが、代表的なものは音読、シャドーイング、サイトトランスレーションなどがあります。トレーニングの方法や解説については、次回以降1つずつ投稿していきますのでよろしくお願いいたします。

インスタグラムでも紹介していますので、役に立ったと思ったらフォローよろしくお願いします。

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