英単語帳タイプの選び方と使い方(文脈型編)
英語学習には欠かせない教材の単語帳ですが、大きく分けると4種類のタイプがあります。今回はその1つの『文脈型』の紹介をします。
※単語帳の4つのタイプについては、別の投稿でありますので参照してください👇
【文脈型の単語帳】
「とりあえず単語を覚えたい」「効率重視で単語を覚えたい」人にはピッタリの単語帳
見出語1つにつき、1つの例文がある。例文は見出語を覚えやすいよう工夫され、文脈からは見出語の意味を推測しやすいよう作られている。
最近は見出し語の意味だけでなく、派生語も収録されているものも多い。
英検やTOEICなどの英語資格用から高校、大学受験用まで幅広く出版されている。収録されている単語がレベル別、品詞別に収録されているので、短期に記憶しやすく構成されている。
(代表作:英検パス単シリーズ、大学受験よう単語帳のターゲットシリーズ)
他の単語帳タイプとのハイブリッドバージョンも多く、最も応用しやすいバランス型の単語帳。
好きな単語帳のタイプがわからなければ、最初に購入すべきタイプ。
■メリット
- 収録語彙数が多い
- 派生語を含む場合も多い
- 例文で見出語を覚えやすい
- 例文から見出語の意味を推測できる
- レベル、品詞別で分けて構成されている
■デメリット
- 長文読解練習ができない
- リスニング対策では、発音の確認しかできない
- 1冊終えるのに時間がかかる
- 例文では1つの意味しか学べない
■単語帳選びでは、背伸びをしない
ただ、購入する場合には注意が必要です。
収録語彙数が多いので、1周するのに根気が入ります。背伸びをして、難しいものを買ってしまうと、例文が難しすぎて、記憶を助けるどころか、例文の理解に時間がかかり、記憶どころではありません。
■いきなり単語を覚えない
さらに、このタイプの単語帳では、単語の意味が容易に推測できるよう例文が工夫されています。
どんな長文や問題でも分からない単語は必ずあります。その時に文脈から意味を推測して進めることもまた英語力と言えるでしょう。
しかし、普段からそのトレーニングを意識的に行う機会は少ないです。この単語帳は推測する能力を向上させることにも使えます。そのため、いきなり単語の意味を覚えてしまうと、せっかくの推測トレーニングの機会を潰してしまうことにもなります。
1つの単語帳で得られることは、使い方次第で最大化できれば、半減されてしまうこともあります。
【トレーニングについて】
文脈型の単語帳では、
①上記で述べてた、意味推測トレーニング
②見出し語の派生語を答える
③ブランクリーディング
④ショートシャドーイング
⑤サイトトランスレーション
ができます。
他の単語帳のタイプ
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