『英検®︎CSEスコア』の計算方法と高いスコアの出し方
英検®︎CSEスコアとは
『CSEスコア』とは英検®︎の点数のことです。級のレベルにより、満点値が異なり、自分の正答率で点数が上下します。基本的には正答率が上がれば『CSEスコア』も上昇しますが、正解する問題によってもスコアが異なります。
CSEスコアの計算方法がわかれば、どの問題に重点を置き、どの問題から優先的にやっていけば良いのか対策を立てることができます。はたしてCSEスコアはどのように計算されているのでしょうか。
CSEスコアの計算方法
実は細かい計算方法は明らかにされていませんが、ブリジェストではこれまでのデータをもとに、ある程度の目安を割り出しています。
それぞれの配点は全国の受験者の正答率で決まる
これは英検®︎でも発表されていることですが、全ての回の合格する正答率が同じではなく、受験者全体の正答率でCSEスコアの配点が決まります。
正答率が悪い回(みんながあまり取れなかった回)は配点が高くなり正答率(%)が低くてもCSEスコアが高くなります。しかし正答率が高い回(多くの人が答えられた回)では配点が低くなり、高い正答率だったとしてもCSEスコアが合格点に届かないこともあります。
現に、
「正答率=スコア」
ではありません。同じ正答数でも、年度や回によってCSEスコアは異なります。
下記👇のブログでは、実際の英検2級受験者のスコアをもとに、CSEスコアと正答率との関係を考察しています。興味があれば見てみてください。
大問1の正答率が最も重要
どの問題であっても、同じ回の各問題1題分のCSEスコア(配点)が変わることはありません。つまり、正解した問題が異なっても、全体的な正答率が同じなら同じCSEスコアになります。つまり、1問答えるのに長い時間を有する長文問題でも、1問1分以内には終わる大門1の穴埋め問題でも、1問の重さは変わりません。だとしたら、単語の知識のみが試される大門1に力を入れた方が時間的コスパは良いと言えるでしょう。
高い英検®︎CSEスコアの出し方
ブリジェストでは、英検®︎CSEスコアをより高くするための対策を教えています。
今回はその1つを解説いたします。
筆記は後ろから解く
大門1から解き始める方が多いと思いますが、ブリジェストではライティングから解くことを推奨しています。
理由は2つあります。
1つ目は、ライティングはそれ自体で1つの技能です。終わらなかった場合、1次試験の33%の配点を失います。
2つ目は、集中力の問題です。
人は最初の集中力を最後まで100%保つことはできません。
問題を順番に解いていけば、ライティングに到達する頃には、脳がすでに疲労している状態で挑まなければなりません。
そんな状態で、良いライティングが書けるでしょうか?
頭がクリエイティブな最初のうちにライティングを済ましておいた方が、良い文を書く可能性を上げることができます。
大門1などのいわゆる「知っているか、知らないか問題」はライティングや長文と比べると脳への負担が少ないといえるでしょう。高得点を狙っている人は最後に解くことをお勧めします。
しかし、全ての問題の配点は平等です。とにかく「合格」の2文字が欲しい受験者は、ライティングの後に大門1に進むと良いでしょう。
まとめ
CSEスコアの配点率の計算
- 受験者全体の正答率が高ければCSEスコアはさがり、全体の正答率が低ければCSEスコアは上がる
- 1問に対する配点は変わらない
CSEスコアを高くする対策
- 問題はライティングから解く
- ライティングの後は長文問題から解く
- 大問1の語彙補充問題は最後に解く
- 合格を狙う場合はライティングの後に大門1を解く
大学入試ではこのCSEスコアが合格を左右する時もあるため、できるだけ高いスコアを目指して頑張りましょう。
『大学入試でのCSEスコアの使われ方』に関しては>>>>>>>>>👇こちら👇
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