『英検文で覚える単熟語一級』のレベルと使い方とは
旺文社が出版するロングセラーの『英検文で覚える単熟語』シリーズ
同社出版のパス単と並ぶ人気の【長文型】単語帳です。
今回はそんな文単の1級を紹介します。
『長文型の単語帳の使い方や特徴』について知りたい方は、別の投稿で説明していますので参照してください。👇
◾️本書のレベル
実際に過去に出題された例文をそのまま使っている部分もあるので、文章レベルは英検®︎1級のリーディングそのものです。
リスニングの原稿も1割ほど含まれているので、どんなレベルの文が放送されるのか学ぶこともできます。
英検®︎の最高レベルということもあり、ハイレベルな教養語彙が使われていますが、文法レベルは凖1級よりほんの少し難しい文が使われているだけなので、準1級に合格した学習者であれば、文法はなんとかついていく事ができます。
ただ、準1級に出てきた単語は基礎単語として扱われているため、見出語にはなっていません。本書を手に取る前に、準1級用のパス単と文単をマスターしてからの方が近道です。
『英検文で覚える単熟語準1級』のレベルと使い方は>>>>>>>こちら👇
◾️本書の特徴
見開きで英語と日本語の長文があり、見出し語は赤くなっています。次のページには見出しの説明が書いてあります。
長文は5つのカテゴリーで構成されていて、1つのカテゴリーにつき16個の長文があります。
長文は多いもので250語ほど長いものもあり、CDでも2分以上かかります。1級リスニングの最後の問題では、およそ3分間のインタビューがありますので、長めの文を聞いておくことは良い対策になるでしょう。
◾️メリット
- 長文読解の対策ができる
- リスニングの対策ができる
- 長文の内容は、英検®︎のライティングやスピーキングの題材として使われるようなものばかりなので、ストーリーを覚えてしまえばそのまま応用できる
- 各ストーリーは学習者が飽きないよう、読んでいてとても面白い題材を扱っている
- 英検®︎で過去に出題された文が題材として使われている
- 似たようなトピックが当日の英検®︎の長文で扱われることがある
- イギリス英語とアメリカ英語の音声に慣れることができる
◾️デメリット
- 長文の中に単語を散りばめるため、どうしても見出語の数が少なくなってしまう
- 見出語がレベルや品詞などのジャンル別に分かれていない
- 長文にフォーカスしているため見出語の派生語が載っていないことが多い
- 熟語の発音記号がない
- 文量がかなりあるので、1周するのに時間がかかる
◾️トレーニング
- サイトトランスレーション
- ブランクリーディング
- オーバーラッピング
- リプロダクション
- メンショントレーニング
効果的な使い方(トレーニング)については、別な投稿に詳しく書きましたので参考にしてみてください👇
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