FLA(上智大学国際教養学部)の合格レベルは?- 実際に合格したプロフィール
こんにちは。ブリジェストのありさです。
今回は私が上智大学国際教養学部(FLA)に合格した時のプロフィールについて書きます。
「FLAに合格する人ってどんな人なんだろう。」という疑問をお持ちの方も多いですよね。
私も受験の時にその情報が少なすぎて困りました。
そこで今回の内容は、「自分が受験の時にこんな情報があったらいいな」という視点で書かれています。少しでも参考になれれば幸いです。
大学入学までの道のり
まず、私は日本生まれフィリピン育ちの日本とフィリピンのハーフです。
小学6年までフィリピンで過ごし、その後帰国しました。
帰国した当時は日本語を一切話すことができませんでしたが、英語だけは得意でした。
中学校の先生に勧められ英検を3級から受験し、中学3年生の頃には準1級まで合格することができました。
日本語に苦労しながらも高校の受験勉強をし、無事茨城県私立霞ヶ浦高等学校に入学しました。
高校1年
中学では1級に挑戦をしましたが、独学には限界があり、合格することができず諦めてしまいました。しかし高校に入学するとブリジェストの代表に出会い、それをきっかけに2度目の受験を決心しました。
英検1級
2回目の英検1級受験は、高校1年の時から始めました。
速読英単語必修編と英検準1級文で覚える単熟語を使って勉強しました。
高校2年生
英検1級
2年生になったときに、『英検1級文で覚える単熟語』と『英検1級でる順パス単』に切り替えました。
勉強期間は合計で約1年と半年間勉強しました。
そして、高校2年の2018年11月に合格しました。
CSEは2666でした。詳しいスコアは以下の写真をご覧ください。
TOEIC
TOEICの公式テストは大学生になるまで受験したことがありませんが、TOEIC IPは高校1年生の2018年3月に受験したことがあります。
突然だったので、準備することはできませんでしたが、初TOEICは855点でした。
高校3年生
TOEFL
TOEFLはFLAの入試の受験資格を満たすために高校3年の2019年8月に初めて受験しました。
勉強期間は約1ヶ月でしたが、この期間はTOEFLの勉強のみをしていました。
TOEFLの公式問題集(The Official Guide to the TOEFL Test)を繰り返して解きました。
合計点数は94点で、リーディングが23点、リスニングが28点、スピーキングが22点、ライティングが21点でした。
ACT
次に受験したのがACT(American College Testing)です。この試験は日本でいうセンター試験のアメリカ版です。FLAではバカロレア入試をどれか1つ受験しなくてはいけないので、私はACTを選択しました。
本当はIB試験が良かったのですが、私の受験の年では行われてなく、さらにACTも関東では定員一杯になってしまったため、九州の福岡県まで飛行機で受験をしにいく羽目になりましたw。
この試験はTOEFLの直後に受験したため、準備期間もTOEFLの時と大差はなく、約1ヶ月でした。
対策としては、ひたすら過去問を解きました。今まではずっと英語の問題しか解いたことがなく、数学と理科を英語で解くことが新鮮でした。
そのため、数学と理科を中心に勉強しました。英語ができる理系の先生にもお世話になりました。
高校3年の2019年9月に初めて受験し、36点満点中19点でした。
資格以外
今まで私が取得した資格について話しましたが、資格以外にも良い経験させていただいた機会があったので、それらについても話していきます。
スピーチコンテスト
まずは、スピーチコンテストです。
私が初めて参加したスピーチコンテストは、高校2年の冬、英検1級を取った後の霞ヶ浦高等学校の附属中学校で行われたスピーチコンテストでした。
二人の後輩たちと一緒にスピーチモデルをやらせて頂きました。
その後、高校3年の2019年6月に茨城県高等学校国際教育英語スピーチコンテストに参加しました。
コンテストとして初めて出たスピーチのため、分からないことばかりで不安でしたが、コンテスト直前に校内でスピーチを実際にしたことが役立ちました。
60人の教室の椅子が足りなくなるほど生徒たちや先生方が足を運んでくれたことを今でも覚えています。
観客に圧倒され緊張してしまい、思うようにできませんでしたが、そのおかげで本番では殆ど緊張することなく自分が満足するスピーチをすることができました。
優勝することはできませんでしたが、会長賞をいただきました。
プレゼンコンテスト
3年のスピーチから約1ヶ月後の2019年7月にChange Maker Awards 中高生英語プレゼンコンテストというプレゼンテーションコンテストに応募しました。
このプレゼンで発表した内容はスピーチコンテストで話したことを元に作りました。
残念ながら、予選で落ちてしまいましたが、プレゼンの仕方など、学んだことや自分への課題を見つけるいい機会でした。
卒業後は、母校の高校1年生に向けて最後のプレゼンをさせて頂きました。
受験の経験をもとに、悩んだことやアドバイスなどについて話をしました。
英検(ライティング添削・面接練習)
高校では、英検の時期になると英検の勉強をする生徒が増えます。
そのため、先生方にライティング添削や面接練習の依頼が殺到してしまいます。
私は先生方のサポートとして、3級から準1級のライティング添削と面接練習を担当しました。
この経験では、相手に物事を分かりやすく説明する能力が磨かれたと思います。また、生徒の意欲向上に繋がるようなミスの指摘の仕方や褒め方も身に付けることができました。
アンケート調査
アンケートはFLAの受験に向けてやったことの一つです。
このアンケートでは、日本で働くフィリピン人の方々にフィリピンの貧困に関する質問をし、結果をまとめました。
アンケートは入試の必要条件にはありませんでしたが、自己推薦書に自分の興味のある貧困について自分なりに調査をしたことをアピールするために行いました。
因みに、面接の時もハードコピーを持ってきました。
以下がアンケートをまとめた資料の中の一部です。
FLA入試
最後にFLA入試です。
FLAへの受験を考え始めたのは英検1級に合格した後だったので、高校2年生の冬当たりでした。
似たような学部も沢山調べて、比べてみましたが、FLAに魅了され、他の学部と比べれば比べるほどFLAに行きたい思いが強くなりました。
約1ヶ月ほど、様々な学部のアドミッションポリシーや入試情報などを調べていました。
そして、その後にFLAに向けての準備をしました。
実際に準備を始めた頃は高校3年夏休み前でしたが、上智大学やFLAの特徴、入試についての情報は3年生になる前から殆ど知っていました。
FLAは公募制推薦入試と書類選考入試の2種類しかありませんでしたが、両方とも申し込みました。
公募制推薦入試に向けて準備し、書類選考入試は保険のために受験しました。
自己推薦書は約1ヶ月半かけて完成させました。
そして、2019年12月13日に無事合格することができました✨
今回の記事では、私の主な実績をまとめてみました。
高校では、本当に色んなことを経験させて頂きました。
私の高校では、英検1級に合格した人と上智に合格した人は、私が初めてでしたが、他の高校に入学していたらこのような実績は出せなかったと思います。
霞ヶ浦高等学校でブリジェスト代表と出会えて本当に良かったなと思っています。
FLAには様々な背景を持つ学生や教員が多いため、一概に「こんな人が合格する」とは言えませんが、FLAに合格する人のイメージをつかめていただけたら嬉しいです。