『英検文で覚える単熟語準一級』のレベルと使い方
旺文社が出版するロングセラーの『英検文で覚える単熟語』シリーズ
同社出版のパス単と並ぶ人気の長文型の単語帳です。
今回はそんな文単の準1級を紹介します。
『単語帳の使い方(長文型編)』の使い方や特徴については👇
【本書のレベル】
実際、過去に出題された例文をそのまま使っている部分もあるので、文章レベルは英検準1級のリーディングそのものです。
リスニングの原稿も1割ほど含まれているので、どんなレベルの文が放送されるのか学ぶこともできます。
ただ、本書に限らず、英検2級と準1級の間には、最も深い溝があり、2級に合格しても準1級には一生合格できない方がほとんどです。英検2級は単語力だけで合格してしまうこともありますが、準1級では、高校受験で扱うような文法が長文やリスニングに平気で使われています。
2級に合格したからといって、本書を手にとってしまうとレベルの差に落胆するでしょう。
まずは大学受験レベルの文法や単語をマスターし、英検2級で90%得点できる基礎力を身につけてから挑戦することが近道です。
【本書の特徴】
見開きで英語と日本語の長文があり、見出し語は赤くなっています。次のページには見出しの説明が書いてあります。
長文は5つのカテゴリーで構成されていて、1つのカテゴリーにつき16個の長文があります。
長文は多いもので250語ほど長いものもあり、CDでも2分以上かかります。本番のリスニングが1問40秒ほどで終わることを考えると、かなり負荷の高いトレーニングができるでしょう。
メリット
- 長文読解の対策ができる
- リスニングの対策ができる
- 長文の内容は、英検®︎のライティングやスピーキングの題材として使われるようなものばかりなので、ストーリーを覚えてしまえばそのまま応用できる
- 各ストーリーは学習者が飽きないよう、読んでいてとても面白い題材を扱っている
- 英検で過去に出題された文が題材として使われている
- 似たようなトピックが当日の英検®︎の長文で扱われることがある
- イギリス英語とアメリカ英語の音声に慣れることができる
デメリット
- 長文の中に単語を散りばめるため、どうしても見出語の数が少なくなってしまう
- 見出語がレベルや品詞などのジャンル別に分かれていない
- 熟語の発音記号がない
- 長文にフォーカスしているため見出語の派生語が載っていないことが多い
- 文量がかなりあるので、1周するのに時間がかかる
英検文で覚える単熟語(準1級)3訂版 テーマ別 (旺文社英検書) [ 旺文社 ] 価格:2,200円 |
【トレーニング】
画像にあるトレーニングでわからないものがあれば、別な投稿で解説していますのでチェックしてみてください。
✅オーバーラッピング
✅リプロダクション
✅メンショントレーニング
効果的な使い方(トレーニング)については、別の投稿に詳しく書きましたので参考にしてみてください👇
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