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上智大学国際教養学部(FLA)-実際に合格した自己推薦書の例文と書き方

こんにちは。ブリジェストのありさです。

今回は私が在籍している上智大学の最高難度学部である国際教養学部(通称FLA)を受験した2020年に書いた自己推薦書の書き方を公開したいと思います。

FLAは伝統ある学部ですので、何年間も同じような基準で受験生を見ています。現在2022年ですが、年が新しくなっても基本的なことは何年も変わっていませんので私の経験も皆さんの役に立てると思います。私も受験をした時は、過去問やデータを参照しながら対策をしました。

自己推薦書は合格を左右する最も重要な要素

 上智大学国際教養学部(FLA)に合格するためには、受験を迎えるまでにあらゆる条件をクリアしなければなりません。しかし、無事にクリアしたとしてもあくまでそれは条件をクリアしただけで、そこからが勝負になります。

FLAでの自己推薦書の重要性

 自己推薦書は、これまで経験してきたこと、FLAで学びたいこと、そして将来やりたいこととを結びつける大事なロードマップとなります。大学側はこのロードマップを見て、期待値をある程度定めています。

「この子は将来どんなことをやりたいのか。FLAの看板を背負って何を成し遂げてくれるのか」、

「その将来を実現するために、本学でどのような学びをしたいのか」、

そして「本学に入り、将来の夢を実現するために、これまでどのような経験をして頑張ってきたのか」

これらを1枚で判断するのが自己推薦書です。

受験をしてみての感想ですが、私はこの自己推薦書が最も合格を左右するものだと感じました。

面接をする時には合格は決まっていた?

 FLAの公募推薦の当日は、英語での小論文と英語での面接しかありません。小論文は60分の試験でした。アカデミックライティングで書かなければいけないため、ここで英語力の最終チェックをされたように感じました。

 ただ、その後すぐに行われた面接は、受験レポートでみた時間よりも早く終わってしまいました。時間にして8分ほどだったと思います。志望理由と2問ほど自己推薦書からの質問をされましたが、答えづらい質問はなく、深掘りもされませんでした。大袈裟に言うなら、「面接に意味があったのか」が分からないほどあっけないものでした。

小論文も自分に関するテーマだったため、内容で他の受験生と差が生じるようには思えません。おそらく、受験当日を迎えるまでに、「ある程度合格者を絞っているのかも?」と感じました。

そして、もし絞られているのだとしたら、それは『自己推薦書』ではないかと思います。

FLAの自己推薦書の書き方

自己推薦書を書くために要した時間

 私が受験をした2020年入試の公募推薦では、願書の締め切りが11月6日でした。私は9月の中旬から準備を始めましたので、大体1ヶ月とちょっとかかりました。

毎日3時間は費やしていたので、最終的に提出できるものが出来上がるまでに100時間はかかったのではないかと思います。

下の画像にあるのは、実際に私が準びのために作ったノートです👇

自己推薦書を書く前の準備が最も大切

自己推薦書の準備を9月の中旬から始めました。まず自己推薦書を書く前に「何を書くか」が最も重要です。そしてそれを決めるためには「どんなことを書けるか」が分からなければなりません。

ここでは自己推薦書を書く前に行った準備について書いていきます。

高校でこれまで経験してきたことを全て書き出し、そこで得た知識や技術をまとめる

まずは、自分が戦える武器を確認するために、私がこれまでにやってきた経験を小さいことから全てノートに書き出しました。

実際に書き出してみると、「私ってこんなに沢山経験したことがあるのか」と驚きます。ほとんどの方は自分がこれまでやってきたことを振り返る機会がなかったと思いますので、まずはとことん書き出してみましょう。

上智大学(国際教養学部)のアドミッションポリシーとディプロマポリシーを調べる

自己推薦書で大事なことは、「大学が求める人物像と合致」することです。

そのためには、必ずアドミッションポリシーで「欲しい人物像」を、ディプロマポリシーで「将来大学が求める人物像」を把握しなければなりません。

私は常にこの2つの視点を意識できるように全て暗記しました。すると、面接練習の受け答えでも、この2つの軸に当てはめて答えられるようになりました。自己推薦書だけでなく、全てのことをこの2つの視点で答えることができれば、「私はあなたたちが求める人物です」とアピールすることができます。

将来やりたいことを具体化する

 私は正直将来やりたいことが決まっていませんでした。

「中堅やGMARCHクラスなら『やりたいことは大学に入ってから探す』と言っても合格した例はあるけど、上智レベルになるとそれは無理があるから、やっぱり将来やりたいことをある程度固めておく必要があるな」

と言われたので、9月から急遽将来やりたいことを絞ることから始めました。ある程度やりたいことは漠然とありましたが、ディプロマポリシーを基に、上智大学にとって魅力的になるように作り上げました。

面白いことに、その時に見つけた将来の夢が、今では本当にやりたいことになってしまいました。

1,2,3の共通点を探し出し、全てが1つの道筋になるようにロードマップを完成させる

自己推薦書で大事になってくるポイントは以下の通りです。

  • アドミッションポリシーディプロマポリシーに基づいた人物であるか
  • FLAの卒業生として相応しい将来の目標を持っているか
  • 過去の経験、大学で学びたいこと、将来像の一貫性があるか

手順としては、

  1. まずは将来やりたいこととディプロマポリシーが合致しているかを確かめる
  2. その将来の目標を叶えるために、FLAで何を学ぶのかを決める
  3. FLAで学ぶために、これまでに経験したことを書く。その時にアドミッションポリシーに基づいているものを選ぶ。

ここまでできたら自己推薦書を書く準びはオッケーです。

まずは自己推薦書を日本語で書いて内容をベテランの先生に添削してもらう

FLAの自己推薦書は英語です。というか、試験に関わるもの全てが英語です。

最初から英語で書き始めてしまうと、英語の先生しか添削することができません。さらに、FLAの自己推薦書を添削した経験のある教員、そしてそれをこなせるレベルの教員がとても少ないため、最初は英語ではなく、日本語で書くことをお勧めします。

最初から英語で書いたものを合格レベルのものに仕上げられる教員がいたらとてもラッキーです。

注意点は「実際の自己推薦書で練習」することです。

これは私の経験ですが、最初はルーズリーフに書いていたので、実際に英語に直して正式な用紙に書いた時、文字数がオーバーしてしまいました。渋々内容を削る羽目になってしまったので、皆さんは最初から正式なフォームで練習することをお勧めします。

フォームは上智大学のHPからダウンロードすることができます👇

上智大学国際教養学部(FLA)公募制推薦出願書類、要項

ALTと英語の教員に英語での推薦書になっているかを確認してもらう

 内容をそのまま英語にしてはいけません。英語の自己推薦書と日本語の自己推薦書の書き方は多少異なります。全て試験内容が英語であるFLAは、自己推薦書も英語のフォーマットで書かなければいけません。

必ずALTか英語の先生に英語のフォーマットを教えてもらってください。

それでは実際に合格した私が書いた自己推薦書とその解説を下記のリンクに載せておきます。皆さんの合格に役立てたら幸いです👇

上智大学国際教養学部(FLA)に合格した実際の自己推薦書

私がFLAに合格するために高校時代にやってきたことを他の記事に書いていますので良かったらそちらもご覧ください👇

上智大学の他の学部を受験する場合は、英検®︎を取得しておくととても有利に挑むことができます。

上智大学入試での英検®︎の利用方法についてはこちら

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