大学入試での英検®︎の『CSEスコア』の使われ方
何十年も歴史のある英検®︎ですが、現在では『合格』『不合格』だけではなく、点数も出ることになっています。
同じ『合格』者でも、点数により大学受験などで優劣が生じるようになりました。多くの英検®︎受験者は、大学受験を見越していると思いますので、今回は英検®︎の『CSEスコア』の使い方について学んでおきましょう。
大学受験では『CSEスコア』にこだわろう
英検®︎を受験する上で考えなければいけないポイントが2つあります。
- 合格レベル
- SCEスコア
英検®︎を受験するのですから「合格したい」のは当然です。
しかし大学受験を視野に入れると、合格よりも重視したいものがあります。
それが『CSEスコア』です。これは英検®︎の点数のことです。多くの大学ではこの点数を元に『基準』を設けています。
そのため
- 「英検®︎に合格はしたけど、志望大学の基準CSEスコアが足りない」
- 「合格はできなかったけど、志望大学のCSEスコアの基準は超えていた」
などの現象はよくあることなんです。
今回は、4つの大学の例とともに、 CSEスコアの実際の使用方法を見ていきましょう。
大学入試での英検®︎『CSEスコア』の使用例
◾️出願資格での使用例【獨協大学】
出願資格として英検®︎CSEスコアが使用される例です。出願資格として使用される場合の多くは、出願資格以上のスコアを取得しても合格には繋がりません。あくまで出願資格ですので、英検®︎以外の強みが合格を左右します。
◾️加点方式での使用例【成蹊大学】
加点方式として英検®︎CSEスコアが使用される例です。4種類の方式の中で、最も他の受験者との差がつきやすいものです。もちろんスコアにもよりますが、英語を強みとしている受験生に有利な方式と言えるでしょう。
◾️保証方式での使用例【学習院大学】
当日に英語の試験を受験しますが、万が一当日の点数が低かったとしても、規定の級やCSEスコアを持っていれば、それらに合わせた最低保証点が設けられている制度です。当日の試験の点数か保証点のどちらか高い方を英語の成績として扱ってもらえます。最低保証点が設けられているため、英語が苦手な受験者は安心して受験できる方式です。
◾️英語試験置き換えでの使用例【立教大学】
当日の英語の試験がなく、外部検定試験(英検®︎)の成績が英語の成績として扱われる制度です。大学によっては『外部検定試験利用入試』という名前にしているところもあります。
まとめ
いかがだったでしょうか。今後大学入試で英検®︎が使用される場合はこの『CSEスコア』が中心となっていきます。英検®︎なので、目標級に合格することも大切ですが、『何点で合格するか』が今後の大学入試を左右します。
『CSEスコアを少しでも高くする方法』については別の投稿で解説していますので、参考にしてみてください👇
英検®︎がどのように大学で使われるかについては『英検が使える大学(使い方編)』をご覧ください👇
合格、不合格にこだわるのも大事ですが、CSEスコアでの目標も立てて学習しましょう。
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